ロレックス修理専門会社クラウンマイスターズ

Crown-Meisters & Co.

ロレックスの修理実績をご紹介いたします

カレンダー不良

2019.08.08

今回ご紹介するのは、カレンダーが23時40分ごろに切り替わるようになってしまったというCal.3135です。 当ブログでも過去にご紹介したことがございますので、カレンダーの早送りをしてはいけない時間帯があることをご存じない方は、併せてご覧いただければと思います。

カレンダーの切り替わり時間がズレた原因は、送り車の歯が欠けたことによるものです。 カレンダーの切り替わり時間がズレた原因は、
送り車の歯が欠けたことによるものです。
その原因は、誤った日付、時刻合わせのやり方です。 その原因は、誤った日付、時刻合わせのやり方です。
カレンダーディスクに盛り上がるような
キズが付いています。

 

内側の歯にもキズが確認できます。 内側の歯にもキズが確認できます。
これは、間違えた早送り操作によって
カレンダーディスクに大きな力が加わった痕です。

 

一部のモデルを除きますが、日付や曜日、時刻を合わせる際に重要なことは、針を逆回転させないことと、日付の変わる前後4時間は早送り操作を避けることです。
詳しくは、 (2016.6.9 掲載:ロレックス デイトジャスト Ref.116234 カレンダー不良)に解説していますので、内部の動きを理解して、余計な破損を防ぎましょう。

  
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