ロレックス修理専門会社クラウンマイスターズ

Crown-Meisters & Co.

ロレックスの修理実績をご紹介いたします

腐食

2024.01.09

ロレックスの外装に使われているステンレススチールは、1980年代中頃までは316Lスチール、その後は現在に至るまで904Lスチールが採用されています。この2つのステンレスの最も大きな違いは、耐腐食性です。ブレスレットのように、常に衝撃や摩擦のストレスを受けながら、汚れ、汗にさらされていると、腐食や摩耗によって破損してしまうことがあります。

中板の蝶番付近は、悪条件が重なる部分です。 中板の蝶番付近は、悪条件が重なる部分です。特に、316Lスチールを使用しているヴィンテージロレックスは要注意です。破損したヴィンテージロレックスのブレスの部品です。 破損したヴィンテージロレックスのブレスの部品です。無数の腐食によって、虫食い状態となり、板厚が薄くなってしまったところに、荷重がかかり、破断してしまいました。

 

904Lスチールとなり耐腐食性は飛躍的に上がりました 904Lスチールとなり耐腐食性は飛躍的に上がりましたが、デザインの変更によって汚れが溜まりやすい部分も増えました。その結果、依然として腐食の脅威から解放されるには至っていません。 その結果、依然として腐食の脅威から解放されるには至っていません。

 

ブレスレットの腐食は、日々の簡単なお手入れで、ある程度抑えることができますので、特にヴィンテージロレックスを使用されている場合は必須と言えるかもしれません。ケースに関しましては専門の知識と道具を要しますので、定期的なメンテナンスを受けていただくことをオススメいたします。

  
  • 最近の修理実績

  • 2024年1月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031