ロレックス修理専門会社クラウンマイスターズ

Crown-Meisters & Co.

ロレックスの修理実績をご紹介いたします

ロレックス GMTマスターII Ref.16710 ベゼル不良

2015.01.15

Ref.16710

オーバーホールご依頼の、こちらのGMTマスターII Ref.16710
お見積り時に回転ベゼルの動きを確認したところ、スーッと両方向に回ってしまいました。
本来であれば、両方向ともに1目盛り(1秒)ごとに2回カチカチとなるはずです。

短針のみを動かせるので、回転ベゼルとの併用で第3時間帯まで表示することができます短針のみを動かせるので、回転ベゼルとの併用で第3時間帯まで表示することができます。ベゼルを外したところですベゼルを外したところです。
写真の時計は、修理、ポリッシュ後なので汚れもなく、専用のグリスも塗られています。
中央に見えるのが、回転させるときにカチカチとした小気味良い感触をつくっているバネです。

 

外したベゼル側です外したベゼル側です。
バネの山の部分がギザギザに入り込みます。
こちら側にも、先ほどのグリスが塗られています。
問題のバネを正常なものと並べてみました問題のバネを正常なものと並べてみました。
今回のベゼルの動作不良の原因はバネの摩耗によるものでしたので、
正常なものと交換して、元の感触が戻りました。

 

この他にも、ベゼルの隙間に埃が溜まり、動作不良をおこす場合もありますので、
定期的な点検、修理がオススメです。