ロレックス サブマリーナー Ref.116610LN オーバーホール
2023.08.08
時間が異常に進むとのことで修理に持ち込まれた、Ref.116610LNをご紹介いたします。
まず、バックケースを開けると目に入ってきたのは、うっすらと付着した金属粉です。 拭きとってみると、このように赤みがかった鉄粉です。
原因は、Cal.3135ではおなじみの、ローター真の摩耗によるものでした。 そして、進みの原因は、テンプのヒゲゼンマイの絡みによるものでした。
このようになってしまうと、正確に時を刻むことは出来ません。
次回は、ムーブメントを分解し、全体に広がったローター真の削れた鉄粉を洗浄し、組立てる工程をご紹介したいと思います。
針と仕掛けに試行錯誤を重ねて、ついにペットボトルのフタで泳げるサイズが釣れるようになりました。
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