ロレックス Cal.3135 進みの原因
2021.12.14
今回は、著しく進みの症状が出てしまうCal.3135をご紹介いたします。著しく進んでしまう原因として多いのは、テンプの振り角が大きく、振り石がアンクルの外側にあたってしまう、振りあたりと呼ばれる症状ですが、今回はどうでしょうか。
ただの振りあたりとは違う異常を感じ、テンプを調べてみると、マイクロステラナットがネジ部分ごとなくなっていました。 進みの原因は、マイクロステラナットがネジ部ごと脱落したために、片側だけ軽くなり、バランスが崩れてしまったことが原因でした。
テンプは交換といたしますが、外れた部品をそのままには出来ませんので、ムーブメントを分解し、回収いたしました。
今回のマイクロステラナットの脱落は非常に稀な例ですが、機械式時計である以上、不測の事態は起こり得るものです。もちろん修理することはできますが、その際の費用のことを考えると、しっかりと保証してくれるショップでの購入が心強いのではないでしょうか。
メダカを飼育している方は、越冬時に柿の葉を水に入れるそうで、我が家の柿の葉も、近所の愛好家の方に喜んでいただけました。
ロレックス Cal.4030 Cal.4130 比較« 2021.12.08 ヴィンテージロレックス
2021.12.27 »