ロレックス修理専門会社クラウンマイスターズ

Crown-Meisters & Co.

ロレックスの修理実績をご紹介いたします

ロレックス ヨットマスター Ref.16628 Cal.3135 オーバーホール

2020.07.29

今回は、Ref.16628 ヨットマスター U番 のオーバーホールをご紹介いたします。
搭載されているムーブメントCal.3135は、メンテナンスを適正期間で受けていないと、ローター真のオイル切れによる、異音などが発生することがあります。
持ち込まれた時計も、長期間メンテナンスを受けておらず、内部からは異音と振動が起きていました。

ローター真の磨滅によるガタつき ローター真の磨滅によるガタつきによる、
ローターと受との接触で削れた粉が
ムーブメント全体に広がっています。
オイル切れによって、摩耗したローター真です。交換が必要です。 オイル切れによって、摩耗したローター真です。
交換が必要です。

 

2番車も摩耗が確認できますので、交換となります。 2番車も摩耗が確認できますので、交換となります。アンクルのツメ石も摩耗していますので、交換です。 アンクルのツメ石も摩耗していますので、交換です。

 

金無垢の時計にはゴールドのバネ棒がつきます。 金無垢の時計にはゴールドのバネ棒がつきます。破損していますので、交換となります。 破損していますので、交換となります。

 

内部の状態は決して良いものではありませんでした 内部の状態は決して良いものではありませんでしたが、針と文字盤の状態はとても良く、20年以上経過している夜光塗料は、暗闇でぼんやりと発光していました。

 

使用する頻度や環境次第では、10年以上メンテナンスを受けていなくても、精度を保てているロレックスも存在しますが、パッキンの劣化やオイル切れは気が付かないところで進行していきますので、4,5年おき(ヴィンテージはもっと早め)のメンテナンスをオススメいたします。

  
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