ロレックス修理専門会社クラウンマイスターズ

Crown-Meisters & Co.

ロレックスの修理実績をご紹介いたします

ロレックス GMTマスターII Ref.116710LN V番 オーバーホール

2018.12.18

今回は、異音がするとのことで修理に持ち込まれたRef.116710をご紹介いたします。

異音は、時計を振ると内部からカチカチとするとのことですので、ローター真の摩耗により、ローターが各部と接触し、削ってしまっている可能性があります。

それでは、機械をみていきます。

やはりローターが擦って、金属粉が発生していました。やはりローターが擦って、金属粉が発生していました。摩耗して痩せたローター真です。もちろん交換となります。摩耗して痩せたローター真です。
もちろん交換となります。

 

各ホゾ穴に金属粉が付着している状態です。各ホゾ穴に金属粉が付着している状態です。アンクル、ガンギ車にも大量に付着しています。アンクル、ガンギ車にも大量に付着しています。

 

各部をチェックしていくと、テンプの石のショックバネが変形し、かかりが浅くなっている各部をチェックしていくと、テンプの石のショックバネが変形し、かかりが浅くなっているのを発見しました。これでは、わずかなショックで石が外れてしまいますので交換いたします。これでは、わずかなショックで石が
外れてしまいますので交換いたします。

 

今回のローター真のオイル切れによる摩耗は、メンテナンス不足のCal.31系には、定番の症状です。摩耗により、あそびが大きくなったローターがガタつき、結果として機械やバックケースと接触して大量の金属粉を発生させてしまいます。

定期的なメンテナンスで防ぐことができますので、しばらくメンテナンスを受けていない方は、この機会にお店にご相談ください。

  
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