ロレックス修理専門会社クラウンマイスターズ

Crown-Meisters & Co.

ロレックスの修理実績をご紹介いたします

ミルガウス

2017.11.09

今回は、新旧ミルガウスが偶然手元に来ましたので、この機にガウスというものを調べてみました。

MILGAUSSとは、フランス語の1000=milleに、磁束密度の単位のgaussを合わせたものです。

Ref.116400Ref.116400

磁気シールドに刻印されたBは、磁束密度を表しています。

 

Ref.1019Ref.1019

金色の磁気シールドと、裏蓋にはガタつきを抑えるバネが入っています。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、現在はG(ガウス)に替わり、T(テスラ)が使われおります。1G=0.0001Tですので、1000Gは0.1Tとなります。フランス語ではzero virgule un teslaとなるようです。

テスラが国際単位に定められたのが1960年、Ref.6541ミルガウスが発表されたのが1956年ですので、テスラの国際単位採用が数年早ければ、もしかするとミルガウスという名も違っていたのかもしれません。