ロレックス修理専門会社クラウンマイスターズ

Crown-Meisters & Co.

ロレックスの修理実績をご紹介いたします

リューズ抜け(巻き真折れ)

2017.07.27

今回は、リューズが抜けてしまったということで持ち込まれた、Cal.3135をご紹介いたします。
実際には、巻き真が折れて抜けているようです。
通常では折れることはないので、原因をさぐっていきます。

特にサビが発生しているわけではないようです。想定外の力が加わって折れたものと思われます。特にサビが発生しているわけではないようです。
想定外の力が加わって折れたものと思われます。
さらに分解してみると、先端にコテツ車がはいるレバーですが、割れてしまっております。さらに分解してみると、先端にコテツ車が
はいるレバーですが、割れてしまっております。
この症状は滅多にありませんので、これが
巻き真折れと深く関係があると考えられます。

 

裏まわりの構造です。裏まわりの構造です。

 

巻き真が折れた原因は、リューズを引いたときに何らかの影響でパーツ同士がしっかりと噛み合わない状態のまま、リューズを回してしまい、行き場を失った力がレバーの最も弱い部部に集中してしまい折れてしまったと考えられます。
機械式時計は、とても繊細です。無理な力が加わると、破損や精度の低下につながります。
違和感を感じた際は、お近くの店舗にご相談ください。