ロレックス エクスプローラーII Ref.16550 オーバーホール 組立編
2015.12.17
Ref.16550 Cal.3085
前回に引き続き、Ref.16550 Cal.3085の組立から納品までをご紹介いたします。
洗浄を終えた部品を、汚れの取り残しなどに
気をつけながら組み立てていきます。
写真は、丸穴車です。こちらも逆ネジを表す
3本の溝が入っています。問題個所もなく、組立はとてもスムーズでした。
貴重なアイボリーダイヤルの裏面です。
撮影にもとても気を使いました。
針を取り付け、ケーシングいたしました。
針が4本あるので、針同士の隙間が
とても狭くなります。
それぞれがぶつかったり、ダイヤルに擦らないように
慎重な作業が必要となります。組立時に姿勢差や精度の確認をしておりますので
ここでは微調整となります。
実際に時計を動かして、日差を最終確認いたします。
その後、パワーリザーブの確認をおこないます。精度など、すべての作業が終わったら
裏蓋を専用工具で締めこみます。
力加減にも注意が必要です。
ブレスをつなぎます。
キズを付けないように、慎重な作業が続きます。無事にお店に届くように大切に梱包いたします。
精密機械の輸送には大量のクッション材を使用します。
とてもコンディションの良いアイボリーダイヤルでした。
年々希少性が増すヴィンテージロレックスの状態を少しでも保てれば幸いでございます。
ロレックス エクスプローラーII Ref.16550 オーバーホール 分解編
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