ロレックス エアキング Ref.14000 オーバーホール
2014.04.24
Ref.14000 Cal.3000 U番(1997年製)
今回はエアキングRef.14000(Cal.3000)のオーバーホールです。
今回のご依頼品は、7年前にオーバーホールをした履歴が確認でき、以前と比べ精度などに乱れが生じ始めたことにより修理にだされたようです。
機械の状態は、前回修理からの年数に応じた汚れがあり、精度や各動作に不具合が生じはじめています。
特に、分解前の各機構のチェックにおいて
・テンプの振り落ち(220~230度)
・ゼンマイ巻き上げ不良(巻き上げが重い)
・時刻合わせ時の感触が重い
などの症状が顕著に見受けられました。
分解作業時には、これらの症状の原因の一つ一つを確認し、改善をしていきます。
また、その他の各パーツも入念に確認し、適切なパーツの状態に改善させながら分解をすすめていきます。
次回は分解作業に続きます。
修理前、状態確認
ご依頼品の時計の状態を修理前にしっかり把握することが、正確で無駄のない修理をするにはとても重要です。 今回のご依頼品のムーブメント(Cal.3000)です
ロレックス エアキング Ref.114200 止まり
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